海城→東大

東大生の中学受験

中学受験体験記

幼少期

今と違って、頭を使うことに関しては得意な子供でした。
おそらく好奇心旺盛だったのだと思います。

「一、十、百、千、万、その次は?」と親に聞いては新しく覚えた桁を覚えてひたすら唱えていた、と親は言っていました。

また、カードゲームなどの遊びでは飲み込みが早く、幼稚園では一回もUNOで負けたことはありませんでした。

小学校に入ってからも、九九の覚える早さだったりテストの点数だったりと、頭を使うことに関して自分は他の子達よりも少しできるのではないか?といった自負があったのを今でも覚えています。

やりたいことはなんでもやらせてくれる親だったので、幼稚園の頃から水泳と図工教室を、小学1年生からサッカーを習っていました。

水泳やサッカー、そして授業の体育など、友達と競い合ったり一緒のチームで戦ったり、とにかく動き回るのが好きで休み時間や放課後など、いつも外で友達と遊んでいました。

一方で、一つのことにハマったら諦めが悪く、のめり込んでしまう性格だったので、自分で自由に工作できる図工教室に通うのも毎週の楽しみでした。

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中学受験体験談

小学4年生になる頃、親に勧められて地元の進学塾の夏期講習に参加したのがきっかけです。

勉強に対して嫌なイメージを一切持っていなかったので、興味本位で行ってみようと思いました。

入塾後、特に算数は、答えが一つに決まるのが面白かったことや、クラスで一番最初に解けた人がすごいみたいな流れがあったので、負けず嫌いな自分の性格も相まって得意教科となりました。

一方、自分はその頃から理系脳で、算数や理科は得意だった反面、国語と社会は苦手でした。

小学5年生になり、クラス分けが始まりました。

勉強の世界にも上には上がいて、自分よりも頭がいい子がいることに対して、それまでに感じてこなかった悔しさや憧れなども感じていました。

と同時に、毎回のクラス分けテストで発表される成績上位者の欄に、自分の名前が載っていたりすると最高に嬉しかったです。

小学6年生になり、算数と理科のおかげで徐々に成績も上がり、1番目のクラスの真ん中ほどの順位に落ち着きました。

年度後半に入り志望校を決めました。志望校は、文化祭で感銘を受け、社会の苦手さがあまり影響しない海城を第一志望にしました。

合不合判定テストでは海城の合格率が一向に50%を超えず、受験に対してずっと不安を抱えていました。
冬になり、過去問をとにかくたくさん解く段階に入り、勉強が一層辛く感じました。

毎朝6時前に起きては過去問を1教科やり、放課後には塾で先生と一対一で過去問を繰り返し解く。

周りの友達が遊んでいる中で、親に半ば強制的に勉強させられていたのはかなり辛かったです。

そんな中、年明けに家族で湯島天神へ行きました。

自分は単純なので、勉学の神が宿るといわれる神社でお祈りしたことでなんだかいけるような気がしてきたのです。

湯島天神でもらったはちまきを巻いて、親に言わせればいわば「受験本気モード」に入ったとのことです(ホント単純ですね)。

しかし、本番では緊張からか最初からこけてしまいます。

1日の海城に落ちてしまったことを2日目の昼に聞き、悔し泣きをしながら3日の海城に備えました。

1回経験していたこともあり緊張は少なく、無事3日目の海城に合格することができました。

4日目の昼間に合格を聞いた瞬間は今でも覚えています。

4日目の受験が終わり親と合流し、海城の合否を聞き出せずにいると父親がおもむろにスマホでビデオを回しだす。

母親から渡されたキットカットの裏面には「合格!」の文字がありました。

自分の中学受験の戦績は以下のようになります。

1月中旬 佐久長聖→合格
2月1日午前 海城→不合格
2月1日午後 都市大付属→合格
2月2日 城北→合格
2月3日 海城→合格
2月4日 芝→合格

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海城中学・高校から大学受験まで

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やっとの思いで入った海城中学で学ぶ勉強は楽しく、様々な新しい分野に触れることは新鮮でした。

サッカー部に入り、新たな友達と勉強や部活など充実した毎日を過ごすことができていました。

また、海城は文化祭や教育実習、修学旅行など学校行事も盛りだくさんで、部活や勉学以外にもたくさんのイベントが日々のモチベーションとなっていたこともこの学校の魅力の一つでした。

塾に関して、周りでは、中学から鉄緑会などの塾に通う生徒は1割ほど、高校から通う生徒は6割、高校2年生など遅い時期から通う生徒は2割ほどだったイメージです。

自分は高校1年生の夏から1年間留学していたので、帰国した時には周りの学生は受験モードに入っている学生が多く、仲の良かった友達やサッカー部の友達も塾に通い始めていたのでかなり焦りを覚えて東進ハイスクールGnobleに入塾しました。

自分は留学していた分、丸一年ほど高校の単元が周りに遅れていたので、自分のペースで学習できる東進ハイスクールを選びました。

しかし、非効率的な独自の学習では追い上げも間に合わず、現役では早慶には合格したものの、東大は不合格となりました。

東大に落ちた悔しさから浪人を決意し、周りの浪人同期とともに東大合格を目指しました。

浪人生は現役に比べて1年間の余裕があるので、予備校が設定したスケジュールに沿って学習することはそこまでタフではありませんでした。

浪人友達とテストや模試の点数を競ったりなどしてお互いに切磋琢磨し、楽しく勉強することができた結果、東大に合格することができました。

受験を終えて思うこと

受験を終えて、今受験勉強に大切だと思うことを2つ挙げようと思います。

一つ目は「目的意識を持って臨むこと」です。

今考えれば受験のために勉強したことで、将来にも役立つことは多くありません。

それなのに、なぜ小学校のうちから、高校生になって、勉強するのか。

それは「受験で合格するため」なのだと考えます。

行きたい学校に行くために受験という制度が設けられているならば、受験を上手くなるしかありません。

そのため、受験生は常に「受験で高得点を取るために」どうするかを考えて、自分の興味のある分野を伸ばしたり、友達と競い合ったり、自分に合った方法を模索していって欲しいと思います。

もう一つは、「悔しさをバネにする」ことです。

これは僕自身に言えることなのですが、中学受験も大学受験も、一度は失敗しています。

ですのであまりお勧めはできませんし、全ての人に当てはまるとも考えてはいないのですが、もし第一志望校に落ちてしまったなどの挫折を味わった時にこそ考えて欲しいことです。

落ちてしまったことは仕方がないので、次に向けて取り組む。ただひたすらやる。やるしかない。

このように、悔しくてやるせないながらにも自分自身を奮い立たせ、状況を前向きに捉えていくポジティブさこそが、僕のようなあまり頭の良くないタイプには効く考え方なのかな、と思います。

実際に僕自身も中学受験の際、1日目の海城に落ちてしまった瞬間から受験が始まったなと実感しました。

挫折してメンタルが落ちてしまった時こそ、もうひと伸びできるチャンスです。

全ての受験生に満足のいく春が訪れることを願っています。諦めずに最後まで頑張ってください!

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