東大生の中学受験④(桜蔭Ⅱ)

東大生の中学受験

・プロフィール

中学受験:SAPIX→桜蔭中学・高校

大学受験:鉄緑会→現役東大理二

食べることと体を動かすことが好きです。最近の趣味はダイビング、ゴルフ、kpop鑑賞などです。

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幼少期の過ごし方

小さい頃から体を動かすことが大好きでした。

学校で一番好きな授業は体育、好きな習い事は水泳、放課後には毎日友達と外で走り回って木に登って遊びまわっていました。

一方で、ゲームも大好きで、家ではひたすらDSをしていました。

勉強は学校の授業と宿題のみでした。

習い事も勉強関連のことは特にしておらず、ピアノ・水泳・お習字を習っていました。

ただ、計算問題を解くことは好きで、本屋さんに行くと必ず計算ドリルを買ってもらい、ほんの数日で解き終わってしまって残念がっていました。

当時は勉強が好きな自覚はありませんでしたが、自ら計算ドリルをねだる小学生、なかなかいませんね。

ゲームでも、マリオやポケモンはもちろんやりこんでいましたが、マスマス計算やナンプレも好きでした。

なのでそろばんは習っていませんでしたが計算はかなり早かったです。

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中学受験

プロフィールからするととんでもなく教育熱心な家庭で育ったかのように思われがちですが、全然そんなことはありません。

両親はもともと子供に中学受験をさせるつもりはなかったようですし、今まで勉強を押し付けられたことはありません。

我が家の中学受験が始まったのは、姉がきっかけです。

姉の親しい友人に中学受験する子が多く、みんなと一緒に塾に行ってみたい!と言い始めたのがきっかけという軽い感じでした。

そんな姉の真似をして私も中学受験することを自ら決めて、4年生の夏にSAPIXに入塾しました。

真ん中位のクラスからスタートし、たしか入塾後半年くらいは現状維持という感じでしたが、5年生の頃は少し成績が上がって上位クラスに安定して入れるようになっていたと思います。

6年生になるのと同時に、規模が大きめの校舎へ移動しました。

小学校で仲良くしていた友人がそちらの校舎に通っていたことや、生徒数の多い校舎の上位クラスのほうが質の高い講師が集められているという話を聞いたことが決め手でした。

校舎を移動してからみるみる成績があがり、夏頃には15クラス中上位3クラスを常にキープできるようになっていました。

要因はやはり、先生の質が高く授業がわかりやすかったことや、やる気をもたらすような授業をしてくれたことがあげられます。

また大規模な校舎で周りに優秀な生徒がたくさんいる環境に身を置いたことで、私の競争心がより煽られたことも良かったのだと思います。

6年生後半も安定して良い成績を取ることができました。

しかしものすごく成績が偏っていて、テストでは大体算数・理科が偏差値60台後半、国語・社会は偏差値55~58程度、というような成績の取り方をしていました。

今考えると文系科目は知識である程度点が取れる科目だと思うので、国語・社会ももう少しどうにか出来なかったものかと思います…

受験は1月校で浦和明の星を受けました。

この教室はやけに寒いなあと凍えながら受験していましたが、高熱のせいでした。受験最中にインフルエンザ発症という不運でしたが無事合格しました。(周りの受験生たちに風邪をうつしたかもしれないので申し訳ないです。)

2月は1日に桜蔭、2日に豊島岡を受け、ありがたいことにどちらも合格を頂き無事に終了しました。

まだ思考が幼かったので、変に意気込んだり緊張することもなく、普段の模試のような感覚で受けられたおかげできちんと実力を出せたと思います。

中学入学~大学受験

中学受験の勉強はすごく楽しかったです。頭脳ゲームをしているような感覚でやっていました。

それに比べて中学に入ってからの学校の授業は全然楽しくなくて、勉強がつまらなく感じるようになりました。

さらに運動部に入った私は部活にのめり込んで勉強をしなくなっていきました。

英語は特にできなくて、中学の終わりごろには定期テスト追試常連、文法もほとんどわかっていませんでした。

鉄緑会について

そんな状態のまま高校生になろうとしていたとき、母に塾に通うよう勧められました。

姉が大学受験の準備を始めるのが遅く苦労した経験から、私には早めに塾に通ってほしいと考えてくれていたようです。

とりあえず東大を目指して勉強しておけば、後から志望校が変わったとしてもどこにでも通用するだろうということで、東大受験塾である鉄緑会に入塾することにしました。

鉄緑会に通うためには入塾試験に合格する必要があり、まわりでも不合格の話はよく耳にしていたので、私なんかが受かるはずがないと思いつつもとりあえず受けてみました。

するとなぜか合格してしまい、無事鉄緑会に通えることになりました。今でもなぜ合格できたのか本当にわかりません。。

鉄緑会でははじめは数学と英語を受講していました。

数学は高1の1年間で数ⅠAⅡBを全て習得する授業で、スパルタ教師のもとで大量の宿題をこなしながら必死に勉強しました。

おかげで高2にあがるころには数学の基礎は大体理解できていたと思います。

英語はあまり基礎的な授業ではなかったため、何を言っているのか全く理解できずに早々に受講をやめてしまいました。

そのまま月日がたち、結局英語は文法すらよくわからないまま高2になろうとしていましたが、さすがに自分でも危機感を覚え、文法の初歩の初歩からやり直すことにしました。

文法が少しずつわかるようになってくると、頭がスッキリしてきて、英語が楽しいと思えるようになりました。

楽しいと感じてしまえばあとは波に乗って勉強するだけだったので、それからはしっかり英語にも取り組むようになりました。

高校2年生以降は鉄緑の授業を真面目に聞いて、きちんと宿題をこなしていました。

鉄緑にはレベルの高い学生が山ほどいて常に刺激を受けることができましたし、とにかくテキストと授業の質が高いです。

特に単語集は下記の鉄壁がとても役に立ちました。(塾長注:大学受験の英語はこの単語集が本当にお勧めです)

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先生との距離も近く、色々と相談に乗ってもらいながら、楽しみながら受験勉強を続けることができ、なんとか東大に合格することができました。

勉強について

私は自分が頭の良い人間だとは全く思っていません。

しかし「受験勉強を頑張った」とは胸を張って言えます。

私が受験勉強を頑張れた要因は2つあったと思います。

1つは、両親から勉強を強制されなかったことです。

勉強しろと言われることはほとんどなかったけれど、良い成績を取れば喜んでくれたり、褒めてくれました。

それが私の勉強のモチベーションになって良い循環が出来ていたと思います。

2つ目は、勉強を楽しんでできたことです。

SAPIXも鉄緑も通っていて楽しかったですし、勉強は何かがわかるようになるとまたさらに難しいことがわかるようになって、どんどんわかること・できることが増えていくのが面白くて、つらいと思ったことはほとんどありませんでした。

個人的な意見ですが、勉強ばかりするのは良くないと思っています。

今までも、受験の時は勉強を頑張りつつ、小さい頃から今までずっと大好きなスポーツに常に全力で取り組んできましたし、ゲームをしたり漫画も読みます。

これから社会人になっても、仕事でも趣味でも自分の好きなことにいつでも一生懸命取り組めるような人でありたいと思っています。

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