※この記事は人によってはかなり辛辣な記事となっています。
Twitterで中学受験関係の情報収集をしようと思い、中学受験関連のアカウントをフォローしたら優秀な人ばかりがいて焦ったという声をよく聞きます。
例えばこんなことを感じた経験はないでしょうか。
・中学受験をする人はみんな早い時期から習い事をしている
・小1で英検3級に合格しているのは珍しくない
・小1から大手集団塾に通うのは普通
・それに比べると我が子は遅れているので中学受験で不利になる
これらは全て間違いです。
今回はこういった現象がなぜ起こるのかを考察していきます。
Twitterの発信は偏っている
みなさんはTwitterのアカウントを作った時にどういった人をフォローするでしょうか。
「中学受験」で検索しておすすめに上がってきた人で、フォローワ―が多い人をフォローしているのではないでしょうか。
よほど悪趣味の人でない限り、中学受験で苦しんでいる人はフォローしないでしょう。
(たまにそういう人もいるようですが、そうやって自分より下の人を見て安心する人は子どもの受験だけでなく、何をやっても上手くいかない人です。残念ながら。)
そして影響力のある(フォロワー数が多い)パパママアカウントは参考にはなるものの、偏ったものになりがちです。
以下にその理由を述べます。
フォロワーが多い人は意識高いツイートをしがち
そもそもフォロワーが多い人は参考に「なりそう」だからフォロワーが多いのです。
中学受験に対する意識が高く、華々しい経歴をTwitterに書いている人はフォロワー数が多いです。
また低学年から中学受験の準備をしていてTwitter歴が長い人もフォロワー数は多いです。(基本的にフォロワー数は自分から減らさない限り増え続ける傾向にあります。)
子どもの成績が良かったときはそれをツイートします。「算数は偏差値60超えたけど、国語は54だった」というような匂わせツイートをします。
また、小学校低学年で英検2級取っていたり、長男や長女が御三家に進学していたらそれを自己紹介文に書くでしょう。
つまりフォロワーが多い人は意識高いツイートをしがちです。
そうすると、それを参考にしようと思った人がフォローをするので、意識高い系のアカウントは意識高い系のつぶやきをし、またフォロワーが増えます。
これの繰り返しでフォロワーが増え続けます。
悪いことはあまりツイートしない
Twitterで中学受験用のアカウントを持っている人は基本的に失敗談のつぶやきは少な目です。
組み分けテストでクラスが落ちたり、模試で偏差値40を取ったりする人はそのことをつぶやきません。
皆さんもフォローしている人の中で「前回は組み分けの点数をつぶやいていたのに今回はつぶやいていないな」と思ったことはないでしょうか。
もしくはそういったことを見落として、良いつぶやきばかりを気にしていないでしょうか。
Twitterは特に中学受験用のアカウントとなるとお子さんに関することなので、成績が悪かったときはつぶやかないものです。
新小4から中学受験に参入している人は?
また「中学受験は小3の2月から」と決めている人はそもそも低学年の時に中学受験用のアカウントを持っているでしょうか。
Twitterをやっていないかもしれないし、やっていたとしても中学受験用のアカウントは持っていないかもしれません。
少なくともTwitterの中では新小4から始めた人のアカウントの割合は実際の割合よりは少ないです。
以下にその理由を述べます。
中学受験は新小4から始めるのが最適なのですが、そこから参入した人は最初は思うように偏差値がとれません。
新小4で参入し最初から最上位のクラスにいる人もいますが、新小4から始めた子は低学年から塾通いをしていた人に小5で追いつき小6で抜かしていくパターンが多いです。
そして小6になるとTwitterに成績を上げているどころではなくなるので、そういった人のツイートを目にする機会は少ないです。
Twitterで子どもの成績をツイートしている人は何故か小4までの人が多いです。
Twitterでの情報収集はほどほどに
Twitterでのパパママアカウントの発信はその人にとっての良い発信ばかりです。
それは「他人に自慢をしたい」「誰かに認めてもらいたい」という欲求の表出です。
表現は誰かに伝わることを目的としますが、表出は自分の感情を表に出すことを目的とします。
「誰かに認めてもらいたい」という感情が表になっているのが、Twitterでの中受のパパママアカウントに多く見られるつぶやきです。
基本的にインスタもツイッターも意識的にせよ無意識にせよ、承認要求を満たすためのツールとして使っている人が多いです。
そういったことを踏まえないでTwitterで情報収集をすると、焦りの感情ばかりが芽生えてしまいデメリットの方が多くなります。
ですので、Twitterでの情報収集はほどほどにしましょう。
こういう人はTwitterで情報収集をしない方が良い
以上を踏まえるとTwitterを使って以下のようになってしまう人はTwitterでの情報収集は考え直した方が良いです。
・他のアカウントの発信と我が子と比べて劣等感を抱いてしまう人
・優秀な子を持つ親に対して嫉妬心を抱く人
・我が子より先に進んでいる人を見て焦ってしまう人
劣等感や嫉妬心、焦燥感は誰にでもある感情です。負の感情ですが。
しかしTwitterで情報収集しているつもりがいつ間にか負の感情ばかりになってしまっている人はTwitterとの付き合い方を見つめ直した方が良いのではないでしょうか。
まとめ
Twitterは使い方次第では有害になります。
しかしそれはあくまでも使い方次第によってなので、上手くリテラシーをもって使えば有益になります。
Twitterによって負の感情ばかり持つ人、もしくは自分がTwitterによって負の感情を持っていることに気づいていない人は子どもの読解力を心配する前にご自身のリテラシーを磨きましょう。
コメント