この記事では国語でお勧めする教材を紹介していきます。
国語については最初から苦にぜずそのまま受験に突入する人もいます。そういった人は塾に行って与えられた宿題をこなしていくだけで十分です。(それだけでも十分大変なのですが)
そういった子は下記に紹介する教材を購入する必要はありません。ただ、その見極めは小3まではなかなか難しいです。
また、最初は壊滅的な読解力だったけど特別に何をしなくても小6あたりから急に人並みにできるようになる人もいます。小4の時には壊滅だった読解力が小6になって開眼する子は特に男子に多いです。
国語が苦手な子に対し色々試して効果が上がった教材を下記にお勧めしていきます。
読書よりも大事なこと
その一方、国語が極端に苦手でそのまま受験に突入する人は一定層います。
そういった国語が苦手な子に「とにかく本を読みなさい」という指導者がいたとしたら、少なくとも国語の指導者としては不適格なので別の指導者を探した方が良いです。
その前に大事なのことは本を読む際に何が必要なのかを教えることです。
必要なことができていない子に「とにかく本を読みなさい」というのは、クロールができない子に「とにかくプールに入って泳ぎなさい」と言っているようなものです。
泳ぐためには準備運動のやり方や水の中での身のこなし方、息継ぎの仕方などを習得しなければいけません。
それと同様に本を読むためにはそれなりの技術が必要です。
そういった技術が自然と身につく子は一定層います。(もちろんそういった子も何も勉強しない訳ではありません。学校や塾の宿題はきちんとこなしています。)
しかし国語が苦手な子はこういった技術を意識して身に着けないと読解問題が解けるようにはなりません。
クロールで泳ぐ前にバタ足のやり方や息継ぎのやり方を練習しなければいけないように、国語の読解問題もそれに取り掛かる前にしなくてはいけないことがあります。
ちなみに私の経験則で申し上げると読書が好きなのに国語が苦手な子はミステリー小説などのあらすじだけを追う本が好きな子が多いです。
ふくしま式国語
ふくしま式国語という国語の教材はまさに国語の読解問題を解く際に必要となる基礎的な力を鍛えるための問題集です。
ふくしま式国語によると国語力の根源は「論理的思考力」であり論理的思考力とは次の
・「言いかえる力」・・・抽象・具体の関係を整理する力
・「くらべる力」・・・対比関係を整理する力
・「たどる力」・・・因果関係を整理する力
の3つの力で構成されているとしています。
以下の本がお勧めです。
①「本当の国語力が驚くほど伸びる本」(どちらかというと保護者向け)
②「本当の国語力が身につく問題集」(小1~小3向け、もしくは小4~小6の基礎固め)
③「本当の国語力が身につく問題集」(小3~小6向け)
①は保護者の方がお子さんの国語力をどのように伸ばすのかの指針になるのでそのために必要です。
国語がとても苦手で小1レベルの基礎からやり直したい方は②を、ある程度できてはいるが伸び悩んでいる方は③を解いてみると良いでしょう。
未就学児もしくは小1がいきなり③を進めるのは難しいので最初はベーシックをお勧めします。
下記も目的に合わせてお勧めです。
「本当の国語力が身につく問題集 一文力編」(記述が苦手な子向け)
「書く力が身につく問題集」(作文対策)
選択問題対策は下記がお勧めです。
論理エンジン
現代文の予備校講師として有名な出口汪さんが著した物です。
出口氏によると「まとまった文章には、筆者の主張が必ずあり、筆者はその主張を、不特定多数の読者に向けて納得させるよう、筋道を立てて説明します。その道筋が論理です。」(出口汪氏の論理.JPより引用)とされています。
その論理とは以下の3つの関係とされています。
・イコールの関係
・対立の関係
・因果関係
ですので、国語の文章の捉え方としてはふくしま式国語の考え方と驚くほど似ています。
教材の違いとしては論理エンジンはそれなりのまとまった文から出題されているという点です。
また、学年ごとに分かれているので教材のレベルが選びやすいです。
楽しみながら学べる教材
以上紹介した教材はいずれも国語力をつけるための教材です。
しかし別の記事で述べたように国語も算数も必要な力は論理的思考力です。
以下の教材は論理的に考える力を鍛え、文章を読んで条件を整理する力がつきます。
楽しみながら解けるのが「算数と国語を同時に伸ばすパズル」の最大の長所です。
国語や算数のドリルが嫌いな子でもこちらの教材は楽しみながら解いてくれました。
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